梅雨です、ココ2~3日は天気が良かったけど、また今夜から雨が降るみたいです。
ウチの定休日を狙ったかのように雨の周期がきて腹立たしいですけど、しょうがないですよね。
どうせ乗れない時期なら、今のうちにメンテナンスをされてはいかがでしょうか、
丁度、日曜日にたくさんメンテナンスのお仕事頂きましたので、今日はそんなお話です。
こちらのビアンキのロードバイクの方は、ご自身でフロントディレーラーの調整をやってみたところ、迷路にはまったようでした。
ご自身でやってみるのは、大変結構な事だとおもってます。
やってみて出来なかったら店に持ってきたらいいんです。
趣味だし、やってみたらいいんですよ。
こちらはミニベロのカスタムを楽しんでいらっしゃる方、スタンドを立てて駐車してたら、気が付いたら自転車が転んでて、それ以来フロントの変速がおかしいとの事でメンテナンスにお預かりしました。
どうして転んだのか、一旦全部チェックしていると、キックスタンドのシャフトになるボルトが外れかけていて、キックスタンドがグラグラしているのに気が付きました。
裏から見ると・・・・
裏側で固定するナットが脱落していました。
ナットを取り付けておきました。
キックスタンド自体は壊れていませんのでこれでまた使えるようになりました。
フロントの変速調整は問題無くできました、お客様に説明する時に気がついたのですが、
ウチのお客様は、そんなにガチで自転車に取り組んでいる人は少なく、
しかも単独で楽しむ方が多いので、
みんなFディレーラーのトリム機能を知らないのです。
以前も調整してお客様に渡した直後に
「ちゃんと調整出来ていないじゃないか」
と言われた事があるんですが、
F:アウター R:ロー いわゆるタスキの状態
だと普通のFディレーラー位置ではプレート内側にチェーンが当ります。
そもそもタスキがよくないので、フロントをインナーに落とすのをお勧めしますが、
トリムでも対応できます。
トリムについて話しだすと脱線話が長くなると思いますので知らないって人は
理解してみてください。
こちらは去年10月に販売したMASIのエントリーロードバイク INIZIO
に付属していたKENDAのタイヤです。
販売から8カ月ですがこのようにタイヤにヒビ割れが発生していました。
センター部分の摩耗を見るに、それなりの距離を乗られたようですが、
普通の感覚で考えるとヒビ割れが発生するには少し早いですね。
INIZIOは10万円以下の最も安い価格帯のエントリーロードバイクです。
となると、やはり完成車の状態で付いてくる部品と言うのは価格なりのものとなり
ある意味しょうがないのかなと思います。
今回はこの割れたタイヤの交換と、空気をいれてもすぐに抜けるとおっしゃるので
チューブ交換をさせて頂き、そのついでに全体の点検・再調整をしておきました。
ブレーキキャリパーを固定するボルトが少し緩くなっていました。
お客様はここをいじる雰囲気の人ではないので、これば納車整備の時、私のチェックが甘かったのかもしれません。
販売して時間のたった自転車がこうやって戻ってきた時、
自分の整備の正確さの確認ができ、何がおろそかになっているのかの確認が出来ます。
ありがたい事ですね。
このINIZIOは2016年モデルですが、なんとなくカッコいいグラフィックですね。
チューブはコスパと軽量が魅力のTIOGAのウルトラライトチューブ
タイヤはコレまたコスパのいいMAXXISのRE-FUSEに交換えました。
耐久性重視のタイヤですので長く使って頂けるとおもいます。
こちらは普段自分で出来るメンテナンスはやっているお客様、
ディスクブレーキ(機械式)装備のカッコいいミニベロです。
どうしてこんな事になったのか?タイヤに大きなフラットスポットが出来て穴があいています。
問答無用で交換ですね。
使っていたダイヤル式のカギは壊れて、番号を合わせても開かず、
ホイールにはまったままになっています。
残念ですけど、ダイヤルキーは切断という事になりました。
チューブもダメなら交換してとご依頼頂いていましたが、
普通の小さな穴程度でしたので、パンク修理で済ませておきました。
街乗りでしょうし、まだまだ大丈夫です。
普段のメンテナンスは自分でしているようですが、せっかくの機会ですので
全体をチェックしてみました所。
ヘッドのガタがかなりあり危険な状態でした。
このまま乗り続けるとヘッドのベアリングの破損につながると思いましたので、
余計なお世話かもしれませんが、
こちらで対応しておきました。
トップキャップを外した所、スターファングルナットが正しい深さまで入っていませんでしたので、こちらで対応しておきました。
つい最近、作業させて頂いたSURLYの時もそうだったのですが、自分でメンテナンスをされている人はヘッドのトラブルに気がつかない人がおおいのかもしれません。
不安な方はそこだけでもショップに見せてはいかがでしょうか。
専用工具を使って既定の深さまで真っすぐ圧入出来ていないと
ヘッドのベアリングに均等に力がかかりません。
タイヤには回転方向の指定がある物もあります。
主に街乗りの物やロードバイク用だと、タイヤが回転した時に
接地した路面の水を外に向かって掻き出すための溝の方向に起因する
ものが多いんですが、そもそも知らない人も多いかと思います。
この自転車も前のタイヤが逆に付いていました。
回転方向を間違えた所で、街乗りではそんなに悪い事はありませんので
必要以上に気にする事は無いのかもしれませんが、やはり合わせておきたい気がします。
タイヤ側面の矢しるしの方向が正解です。
タイヤは在庫していたパナレーサーの
Minits Tough 20×1 1/8に交換しました。
パナレーサーのレーシングタイヤ Race D Evo3のテクノロジーを採用した
耐パンク性能強化モデルです。
こちらのミニベロ御覧のように作業完了してますが、お客様の連絡先を紛失してしまいこちらから連絡が出来ません。
申し訳ありませんが、コレをご覧になりましたら、お時間のある時にご来店ください。
メンテナンスをお店に任せている方も、自分でしている方も
時々、店でちゃんとメンテナンスする事をお勧めします。
壊れてしまう前に再調整すれば、自転車は長く使えます。
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