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2019 BREEZER RADER EXPERT

2019 BREEZER RADER EXPERTのご注文を頂きました。

クロモリフレームのグラベルロードバイクを3車種ラインナップする

BREEZERのなかで最もオフロード系ロングライドツーリングに振った設計のフレームです。

EXPERTは3グレードある中のセカンドグレード、

ドロップハンドル装備に、お手頃価格のパーツで構成したお買得モデルです。

なんと完成車で125000円(税別)なんですよ!

BREEZERは設計・デザインは全モデルアメリカで行い、

生産・組み立てに関しては、

フラグシップモデルのINVERSIONは台湾。

それ以外のRADER、DOPPLERは中国で行っています。

 

誉自転車では

これまでDOPPLER、と今回のRADERの2台の完成車を取扱いましたが、

細かい品質チェックの為、どちらも1回全バラしてから精度に問題のありそうな部分は

専用の工具で修正をしてから組み上げていますので、安心してください。

 

中国生産のBREEZERに関してわかった事。

 

・「組み立てはしっかりしてくれている」

オーバートルクのネジバカ締めも今のところ無く、

しっかりグリスアップして組み付けしてくれています。

 

・「溶接は価格なりだけどダメではない、塗装は比較的良く、輸送時のパッキングも悪くない」

大抵の人にはコストパフォーマンス的なとこも含めて満足してもらえると思います。

 

・「唯一毎回しっかりチェックが必要だと思ったのが、ディスクブレーキ台座の精度。」

上の写真のようにしっかりとしたフェイスカットが必要です。

コレは11月に販売した2018 DOPPLER CAFEの時もそうでした。

BBのネジ山は修正無しでもいい位ですね、BBシェル両端のフェイスカットは

まぁ一応塗料が乗ったまま組み付けられてましたのでやっときました。

BBに関しては合格レベルですね。

小姑みたいな口うるさい品質チェックはこれ位にして、

RADERのいいとこ紹介します。

標準装備のWTBの700×45Cタイヤ・ホイールは直径がすごく大きくなり

エアボリュームもありますので、一旦スピードに乗ると意外なほど楽に進めます。

クロモリフレームと457㎜の非常に長いチェーンステイのおかげで、

よくしなり、振動吸収もいい設計になっています。

45Cタイヤ装着にもかかわらず御覧のクリアランスとフレーム各部にダボ穴を多数確保していますので、ラックや泥除けを取り付けたり、更にはパニアバックを取り付けたりもしやすい設計がされています。

 

135mmクイックのディスクハブ専用です。

フロントも100mmクイックのディスクハブ専用です。

シフトはSORAのSTIレバーにマウンテンバイク用のコンポーネント

デオ-レやアルビオのディレーラーを組み合わせた2×9段です。

この手のグラベルロード系ではリヤカセットにギヤ比の幅の大きいMTB用の物を使いたい所なので、MTBのリヤディレーラーが普通だと必要です。

リヤ10段以上だとロードのSTIレバーでマウンテンバイク用のディレーラーを操作する事が

出来ないためこの仕様になっています。

 

極端な上質のシフトフィーリングを求めなければいい事ですし、

2×9の18段もあれば、普通は困りません。

人と速さを競うような自転車ではありませんので。

 

リムはチューブレスレディ対応ですので、タイヤを専用の物に変え、リムテープを巻き、

バルブを用意すればチューブレスにカスタムできます。

出来上がった所を撮影しました。

何となく思ったのは、29erのクロモリリジットMTBにカスタムしてもおもしろいかなと。

自転車としてすごくベーシックな規格を採用した自転車です。オーナー様のカスタム次第で

どんな自転車にもなれるとても面白い自転車です。

2019年モデルはもちろんの事、2018年モデルも一部のサイズで問屋に在庫があるようです。

興味を持って頂けたなら、早めのお問い合わせをお願い致します。