相変わらず当店には他店購入の自転車のメンテナンス依頼がたくさん来てます。
上のは、キャノンデ-ルのMTB販売店は愛媛のお店だからちょっとしたメンテナンスでそこまで行くのは大変だろうし、修理出したらまた取りに行かないかんでしょうし、しょうがないですよね。
購入してからほぼノーメンテという事でした、140km走るロングライドレースに出る予定との事なので、とりあえずシフトワイヤーの交換と変速再調整と、回転が悪いと言っていたリヤホイールのメンテナンスをしておきました。
変速は問題なく終了として、リヤの回転がどうにも良くない・・・
カップ&コーンのグリスは充分残ってるんですよ。
でも指でシャフトを回すと「ゴリ、ゴリ」といった感覚が確かにあった。
原因はコレでした、コーンと言われる玉押しについた2か所の傷。
原因はわかりませんが180度違う位置に2か所凹みがあります。
こうなってくるとベアリングの玉がココに引っ掛かるんです。
どうしたモノかと考えましたけど、
そういや事故で曲がった捨てる予定のクロスバイクのホイールがある事を思い出し、
そのホイールのシャフトから一番状態がいいコーンを移植する事で対応しました。
回転もまともになりお客様にも納得頂けました。
シフト関係とリヤホイールの修理も全部含めて5,000円で対応させて頂きました。
こちらはシマノSPD-SLペダルの最高峰PD-R9000(デュラエースのSPD-SL)です。
一度メンテナンスして欲しいという事で、「ベアリングの玉交換なし、内部掃除と再グリスアップ」というご依頼になりました。
内部構造はいたってシンプル、厄介なのはベアリング玉が小さすぎる事。
最初苦労しましたけど、もうコツはつかんだので次回からはもう少し手際よく出来そうです。
今回ボールを変えずにして欲しいという依頼でしたので、そのようにしましたが、
やってみて思った事として、「どうせやるならボールは交換しましょう」という事です。
おそらくボールの並びが変わったのが原因でしょうけど。片側のペダルで微妙な何かを感じました。
片側でシャフト先端に9個クランク側で17個のボールが入るのですが、多分そんなに高額には
なりませんよ、所詮ベアリングの玉ですし。
こちらはビアンキのクロスバイクを持ち込んだお客様の修理
リヤの変速をローに入れた途端チェーンがホイールとカセットスプロケットの間に落ち、
そのまま挟まってしまった結果、リヤディレーラーが破損したということです。
原因は交通事故で曲がったハンガーを気にせずに使い続けていたって事で間違いないと思います。
事故以来はじめてローに入れた途端に「ガッシャン・バキ!」って感じでしょうね。
当店ビアンキディーラーではありませんので、純正のリプレイスハンガーを用意できませんが、他のメーカーにもよく似たのは案外あるんですよね。
ウチではよくライトウェイのクロスバイクのリプレイスハンガーで対応しています。
カタログの写真をみて「うーん・・コレかな?」て感じですね。
微妙に違うのかもしれませんけど、ほぼほぼ一緒なので問題無く使えました。
サーリーの26+のセミファットバイク(充分ファットと言っていいんじゃない?)
逆さにしたら突然ブレーキが利かなくったと言う事でドックイン。
この辺でサーリーをお持ちの方が修理に来るのはウチの店な事が多いです。
懐かしー!シマノの大失敗作(笑)
デュアルコントロールレバータイプのXT油圧レバー
2004年モデルだったかな。
私も買ったわ。
当時は色々言われたし、実際レースの現場でもトレイルでもライダーに受け入れられませんでしたけど、今となっては貴重なパーツと言えますね。
マスターシリンダーを開けるとオイルがだいぶ減ってました。
この状態で逆さにして握ったんでしょう。
そうすると確実にエア-はホース内に入りますよね。
オイルを足しながらレバーを握るのを繰り返せば上からエア抜き出来ますけど、
当時からメンテナンス無しだったようなので、一旦オイルも全部変えておきました。
こちらは更に懐かしい、シマノXTの初代ディスクブレーキキャリパー。
サーリーのホリゾンタルエンドにホイールを取り付けた時に、毎回位置が違ってしまっていたんでしょういね。
ローターでキャリパーを削ってしまっています。
パッドも変な段差がいっぱいありました。
オイル交換をブレーキをかけた時に凄い異音がするようになったんですが、
コレによるダメージの蓄積がローターにあるのが原因で間違いないですね。
対策としてはパッドは新品に交換して、ローターも新品に変える、またはローター表面の筋傷を無くなるまで研磨する等でしょうけど、こうなるとさすがにキツイですね。
こんな感じで余所の店が売った物も可能な限り対応しますので。
修理でお困りの自転車ありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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