高級ロードバイクブランドFACTORの
オールラウンドモデル「O2」をフレームセットから組ませていただきました。
こんな高価なフレームのお仕事をさせて頂いたのは初めてで、
かなり神経を研ぎ澄ましました。
しかも今回はこのフレームを使った、
アルテグラdi2仕様のバイクを作ることになったのですが、白状しちゃうと
今までdi2全くいじったことなかったんです、仕事でも、プライベートでも全くです。
全てが初物な上に失敗できないと言うのは、
なかなかのプレッシャーでした。
いろんなサイトやシマノのお客様サービスセンターに電話して、何をどう繋げばいいのか、しっかり理解し、とりあえず必要なモノを全て取り寄せたところで新たな疑問が発生⁉︎
「でっ、まず何すりゃいいの?」
なんとなく、いきなり組み付ける前に一度全部繋いで動作確認をした方がいい事くらいは知ってたので、取り敢えず繋いでみた。
ショップのくせに何もわからない事を、正直にフェイスブックにあげて誰かに助けを求めてみたら、一人くらいは教えてくれる方がいるもんですね。
「ふぁーむうぇあのこうしん⁇なんじゃそれ」、
そのレベルからのスタートなので、時間がかかりました
でも、バッテリーをフル充電する間に、
[これだけ知っておけば普通に組み上げるまでならできる]
程度のレベルまでは勉強出来ました。
パークツール のインナーワイヤールーティン用の工具を、買っておいて良かったと初めて思いました。
別に無くても、他のものの流用や工夫でなんとでもなりますけど、専用の工具は使い慣れると便利です。
お客様チョイスのタイヤ
FOSSのチューブ(モデル名あったっけ?)
ハンドメイドinイタリアのこのタイヤ、
単純にフレームとのカラーマッチングが
良いだけ出なくて、実際手に持って触ったら
凄くしなやかなサイドの材質と接地面用のコンパウンド。
サイドスキンではないアメサイドとでも言うのか?独特の質感です。
お値段も4800円+消費税なので気になる方はぜひ一度使って見て欲しいですね。
FOSSのチューブは普通のゴムとは明らかに違う材質。(TPEというらしい)
なんとなくビニールぽいと言うのか❓なんとも表現し難いのです。
チューボライトってのがありますけど、あれに近いけど、あれより厚みがある感じ。
何か刺さっても、簡単に空気が抜けていかないような機能と言うか特徴?があるらしいです。
それと、このFOSSのチューブなんとお値段1400円(税抜き)です、物の割に安いと思いませんか?
いろいろ勉強しながらになりましたけどなんとか組み上げました。
AG2Rチームカラー(あんまりロードレースの事は知らんのですけど)カッコいいですね、ただAG2R、今年から別のメーカーのバイク(エディ-メルケス)を使用しているらしい。
最後にファクターのフレームセットについてです。
日本での取り扱いはトライスポーツさんが総代理店になっていて、今回紹介したオールラウンダーO2の他に、最新オールロード(グラベルと言った方がいい?)VISTAや、トライアスロン/TT用SLICK、エアロロードバイク ONE 等大きく分けて4車種販売しています。
全てがカーボンフレームです。
ファクターは完成車ではなく、フレームセットという形で販売されていて、どのモデルもかなりのお値段なのですが、決してボッタクリ価格ではありません。
セットに含まれるステム一体のカーボンハンドルや、カーボンシートポスト、セラミックベアリングのヘッドやBB、フィジークのサドル等はどれも最高の物となっていて、走りだけでなく、所有欲も満たしてくれます。
ロードレーサーで最高の一台を作りたければ、充分候補の中に入るフレームだと思います。
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