よくショップがブログやSNSで
「ウチは完成車は一旦分解して組み直してから販売しますあげています」
と言う風な事書いてますよね。
当店もこれまでに何回かそんな事を言ったと思います。
お客様の中には
「ウソつくな、手間をかけても1円の得にもならない売れた完成車を一旦ばらす
ような手間してないだろ」
内心こんな風に思っている人もいるかと思います。
実際ショップを利用しないネット通販愛好家の人の集まりで
そんな話をしているのを聞いた事があります。
ところで、上のこの丸い金属の膜なんだとおもいますか?
答えはコレです、
ウチで大人気の子供用バイクのステムを外したらこんな状態でした。
取りのこしたバリと言うにはあまりにデカ過ぎ(笑)
ステムは、当然完成車のコラムに固定された状態で梱包されてきます。
この取りのこしのバリは、外からはわかりません。
ちゃんとバラしたから気がつくんです。
「取り付いてたなら、そのまま使ってても問題ないんだろ?」
そう思われるかもしれませんけど、こういった物は異音の原因になったりもします。
コレ、工場内の出荷までの行程で誰も気がつかなかったのか?
あと細かいけど、ステムのボルト穴に塗料が入り込んでネジが固い。
こういうのもバラした人が知りうる事です。
全部とは言いませんが、気になったボルト穴はタップを通し直します。
でかいバリがあった穴の淵にまだうっすらありますが、
このあとバリ取りナイフで処理しました。
このようにウチはホントにバラします。
今回のキッズバイクのような自転車も、もっと高価な自転も完成車は絶対です。
だからメーカー(日本だと問屋と言った方がいい?)の知らない事にもよく気が付きますし、どうやって対処するかの工夫もします。
今回のブログを見て「あのブランド品質やばいじゃん」って思った方へ、
「大丈夫です!最終工程に私がいますから。」
やはり、自転車はどこで買っても同じではないんですよ。
おまけ:この写真ヨツバサイクルの販売店さんなら、みんな困っている所だろうと
思います。色々考えた結果、ウチでは最新としてこういった加工をしてみました。
コメントをお書きください