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SURLY カラテモンキー フレームセットからのオーダー組み

久しぶりにMTBのオーダー組みのお仕事頂きました。

(いつ以来やろか・・・)

お客様はおそらくMTBの購入は初めての方。

シクロクロス等もされている方で、未舗装の路面に慣れたいそうな。

とにかく難しい事抜きに楽しんでもらえるバイクという感覚で

パーツチョイスさせていただきました。

 

ホイールは誉自転車で29インチの手組です。

FORMOSAの外35㎜/内30㎜アルミオフセットリムと

シマノのXTグレードのストレートプル用ハブ

にPillerのスポーク・ニップル・ニップルワッシャ―

という、ここ最近ウチでは定番の手組MTBホイールになってます。

今回は過去のデータやお客様からの使ってみた感覚をフィードバックして

PSR15(スポーク径1.8㎜の基本ロード向けサイズ)を使用して

若干の軽量化をしてみました。

 

基本的にMTBのホイールを手組みする場合、直径2.0㎜のスポークを使用するのが

一般的なのですが、メーカーの完組などはそこそこ強度の必要なトレイル/エンデューロ向きのホイールでも

首元2.0㎜/中心部分1.6㎜/ニップル側2.0㎜のバテットスポークを使用していたりするので、おそらく1.8プレーンでも十分だろうと踏んでの採用としました。

ただ、PSR15はただの1.8㎜プレーンスポークではなく、首元は2.0㎜で作られていますので、ある意味コレもシングルバテットスポークなんですよ。

 

 

 

ステムはATOMLABのリーチ53㎜の物にしました。

(ATOMLABは私の時代は結構人気だったんですが、最近はあまり聞きませんね)

カラテモンキーのジオメトリーは、最近の速く走るためのリヤステアバイクとは違って昔ながらの設計のため、ステムは若干長めで選んでいます。

 

ハンドルバーはFIREEYEのBLAZEです。

780㎜という丁度いい幅と、税込¥6,000という価格が魅力ですね。

グリップもFIREEYEです。

 

ドライブトレインは現行12速のシマノSLX

ブレーキはシマノXTです。

フロントのみ4ピストンを選択してます。

前後4ピストンにしちゃうと高いんですよね。

それにハードテールには過剰な効きになりがちです。

 

今回は特に完全にリジットバイクですので、現時点の仕様のままなら

前後2ピストンでも全く問題ないのですが、将来的なことも考えるとこれもアリです。

効きすぎるならコントロールすればいいだけです。

 

 

ドロッパ―ポストはもちろん勧めたのですが、とりあえずは無しでいい

という事でFIREEYEの普通のやつで。

ドロッパ―やっぱり高いですよね、

でも周りがドロッパ―使ってると、有る無しの差は痛感させられると思います。

 

タイヤはパナレーサーの”ドライバープロ29×2.4”

クロカン向きで万能性、コストを考えた時ベストと判断しました。

(余談ですが、パナレーサーさん会社として今凄い調子いいって噂です、グラキンが良く売れるんでしょうね)

もちろんチューブレスレディーで組み付けています。

組みながら思ったのですが、このカラテモンキーの見た目のバランス、

カラー(wetClay)、グラフィック・・もろドストライクです。

自分用が欲しくなってしまいました。

 

実はサーリーに関しましては定番のクロスチェックやストラグラー等で

今のカタログに載っているカラーでは、もう生産が終わっている物も出てきています。

それらはカラーが変更されてそろそろ出回ってくるはずです。

 

幸いカラテモンキーに関してはカラーチェンジはまだ少し先になりそうなので、

今カタログにあるカラーであれば、注文して少し待てば手に入るようです。

 

最近サーリーに関するお仕事大変沢山いただいています。

世にたくさん出回っているサーリーですので、当店以外で購入された方というのもたくさんご来店されます。

今回のようなフレームからのオーダー組み、カスタム、メンテナンス、フレーム交換等も今部品が揃った物から順番に行っています。

 

ご依頼のお客様にはご迷惑おかけしておりますが、少しお時間いただいております。