サーリー ロングホールトラッカーのフレームセットのご注文いただきました。
お客様は誉自転車の近所の方。
何度かご来店していただいた事もあったので、お顔は以前から知っていましたが、
今回コレまで乗っていたSOMAのダブルクロスからのフレーム変更という形でのご依頼でした。
載せ替え前のSOMAダブルクロスです。
勿論これもいいフレームですよ、でも趣味というものには
”飽きる”という時が度々あるものなんです。
サンフランシスコのシンボル”テレビ塔”の風景を
日本の花札風にしたヘッドパッチがシブ過ぎ!
バスケットもいいモノを自分流にステッカーなどでアレンジして
自転車が本当に好きな方なんだろうなーって感じです。
こういう自転車を安心して持ち込むようなお店って、いま県内だとウチくらい
になってますね。
全部取り外したSOMAダブルクロス。
今回のお客様のような方はそう簡単にはフレームを売ったりしない傾向があります。
きっとこのSOMAもまた別の形で生まれ変わるかもしれませんね。
そして、間すっ飛ばしていきなり完成です。
26インチのツアラーになります。
ウチで用意したのは、フレーム・フォーク以外だと
タイヤ・チューブとコラムスペーサー2枚だけです。
ヘッド・ステム周辺は、ほぼお客様持ち込みのパーツですが、
ステム上下に2㎜の真鍮コラムスペーサーを見た目のアクセントに入れてます。
クラシカルなクロモリツアラーにアルミにゴールドのアルマイトのスペーサーを入れると色的にきつ過ぎになると思って、真鍮をいれました。
狙い通り優しい色合いのゴールドカラー?(銅やけどね)のアクセントになりました。
シムワークスbyパナレーサーのオマージュです。
誉自転車では初の注文でしたね。
26インチのサイドスキンのセミブロックタイヤの存在価値を認めるなんて
シムワークスらしいですよね。
いたるところにMEDE IN USAの高級パーツブランド
PAULの部品を使っているのですが、なかでも個人的にかっこいいと思っていたのが
このバーコンをハンドル上に持ってくるやつ。
以前のSOMAの時から使っていたのですが、実は私が自分のストラグラーの変速に
Wレバーをダウンチューブにつける敢えて古い方法を選んだのは、数年前にSOMAを整備させてもらったときに、コレを見て、ビビッと来てしまったのが少なからず影響しています。
クランク回りもスギノにウルフトゥース、全く隙なし!
ラック/バスケットも今回に合わせてお客様が新しいものを用意しました。
バスケットは定番WALD139 ですが、
その下のラック”PASS AND STOW”が凄い!
恥ずかしながら私お客様に見せて頂くまでこのブランドを知りませんでした。
ブルーラグ取扱いなのでうちでも取り寄せできるかもしれません。
気になる方は調べてみてください。(たぶんエグイ値段します)
今日もそうだったのですが、最近自分だけのカスタム自転車をつくりたいとおっしゃる方がよく来ます。
「初心者で、自転車の事をそれ程知らないのだけど、そんな自分が作るのは大丈夫か?」という風に聞いてくる方がよくいますが、
その答えとして
「一回の話でビシッと形を決めてしまうのは難しいです、だから気になる事、ほしい機能・好きな形を話し合って、すこし時間をかけて1台を仕上げる方がいい」
という感じと思っています。
そのための手伝いはしっかりさせていただきますので、安心してご来店ください。
LHTも終わったし次は部品がほぼ揃ったコレの組み立てになりそうです。
明日から始めます、S様もう少し待ってください。
何人かのお客様のオーダーが連なっていますので、
「自分のが次じゃないのか!」
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
その方のは”何かの部品が揃わないため始めれない”という感じなのです。
自転車構成部品は凄く多いので
オーダー組の場合、なかなか揃わないということが多々あります。
今オーダーいただいている方の作業に必要な部品はどの作業分も大方揃いつつあります。
2カ月も待たせてしまっている方がいる事がいて申し訳ないのですが
今しばらくお待ちください
(ストラグラーのE様、サドルさえ手に入れば始めることができそうです)
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