いつもお世話になっているお客様のスペシャライズドのFUSE。
ウチでコツコツパーツのupグレードしてきましたが、
ついに今回、フロントサスペンションを交換することになりました。
と言っても、実際サスフォークの注文いただいたのは去年の12月。
入荷まで実に8カ月もお待ちいただくことになり、申し訳ない。
因みに交換前のサスはFUSE標準装備のROCKSHOXのRECON
ストロークは130㎜、いわゆる入門グレードのトレッキング・クロカン~トレイルライドまでカバーするフォークなのですが、コレが今一つコシの無い動きなんです、
ボトムレストークンを入れることができれば解決する話なのですが、
RECONのエア室は対応してないんですよね。
交換するフォークがこちら
2021ROCKSHOX PIKE SELECT RC 130mmストローク オフセット51㎜
ロックショックスのトレイル用フォークの上位モデル”パイク”
インナーチューブ径35㎜とRECONより3㎜アップして見た目もしっかりした印象です。
FUSEは最新のエンデューロバイク程はヘッドが寝てないので、
あえてショートオフセットではない51㎜の方を選びました。
PIKEって最新上位パーツを贅沢に採用したアルチメイトと、十分な性能のパーツを採用しつつハイコストパフォーマンスを追求したセレクトに分かれているのですが、
コチラはそのセレクトになります。
アルチメイトとの違いは、
ロックショックスのブラダー式カートリッジダンパー”チャージャーダンパー”が
1.5世代前のRCを採用している事(ブラダー式採用の時点で全く問題なし)。
超低摩擦SKFシールは採用せずに従来型のダストワイパー採用という点ですね。
でもエア室側のデボンエアは最新型ですし、ボトムケース内のオイルは低摩擦を追求した最新のMAXIMAプラッシュオイルですので、これに文句を言うレベルのアマチュアライダーなんていないと思います。
さて交換です。
ヘッドベアリングは汚れを掃除して使いまわしです。
水が入った形跡がありました、しっかりグリスを塗ってくれているので
ベアリングはまだ大丈夫でいたが、それでも若干ベアリングの外観に錆が出てました。(ステンレスだって錆びます、錆びにくいだけです)
洗車時にヘッドとフレームとフォークとの隙間に水を直接かけるのはやめた方が
いいと思います。
ベアリング掃除して、錆びのザラザラだけペパーでサッと落として、
下側のベアリングの方のみグリス足しておきました。
コラムパイプカットしてスターファングルナット打ち込んで取付です、
この状態でお客さんに押し比べさせてあげたかったですね。
一緒に頼まれてた、ブレーキオイルの交換と
TLRシーラントの継ぎ足しもやっておきました、
IMEZIのシーラントはメーカーが言うよりは乾くのが早い気がします。
まぁ、NOTUBEのようなとんでもない匂いがするよりもいいと思ってます。
さて、完成です。
少しマッチョ化して高級感でましたね。
実際にはまだ一つパーツが揃わなくて走るのはできない状態ですけど、
まぁ、ほぼ完成という事で(笑)。
雨ばっかりで今山の中トレイルは大丈夫でしょうか?
お客さんにとっても高価なアップグレードになりましたし、
早く効果を実感できる機会がくればいいですね。
ハブ側スプライン、フリーボディ側の爪、板バネを掃除して新しいグリスを詰め込んで組み直しです。FORMOSAのハブは特殊専用工具を使用しなくてもいいのでメンテナンス性もいいですね。
暇になると思ってた連休明けを充実させて頂きありがとうございます。
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