前回のブログでtokyobikeのキッズバイクのホリデーパッケージなんてのを紹介しました、アレはtokyobikeさんの企画商品で、ウチはディーラーとして販売しているだけなのですが、今回のはウチでちょっと独自に企画した商品です。
今回は大人のサイクリスト向け、最近元気なオールロード~グラベルロード用の
カーボンホイールを、誉自転車パーツチョイス&スペシャルプライスで用意してみました。
1セット限定になります。
ハブは、前後FORMOSAディスクロードハブ28H ブラック
比較的買いやすい値段でしっかりとした品質、回転性能も申し分ないハブと言えば
誉自転車ではこのハブになりますね、これまでいくつもの手組ホイールで使用してきてます。
フリーボディーはとりあえずはシマノ11速用が付いています、SRAMのXDR
が欲しければ、申し訳ありませんが後からフリーボディーだけを買い直してもらう事になります。商品としてはあったと思います(ただ、在庫は知りません)。
ブレーキローターはセンターロック対応です。
一番肝心のリムですが、こちらもFORMOSAの商品
”グラベル700C/29 偏芯カーボンリム”を今回初めて取り寄せて使用しました。
最近マイナーチェンジがあったようで、YURISさんのHP内のデータと実際のリムの形が少し違います。
リム内部のサイド形状が以前はフック付きだったのが最近のトレンドに合わせてフックレス形状に変更されました、そのためリム内幅が、
以前の21mmから24mmへと変わっています。
(※ですので、シクロクロスに利用すればUCIルールのタイヤ幅を超えて失格になってしまう可能性大です)
その他、リム外幅、高さ、重量などは変更ありません。
スポーク穴のオフセット量は見た感じで2~3㎜位だと思います。
それにしてもFORMOSAのカーボンホイールは加工が綺麗です、
おそらくニップルホール等はドリルによる穴あけだと思いますが、
材質がささくれたようになることも全くなく、不自然な隆起も全くありません。
リム内幅から言って700×35Cくらいから上の太さのチューブレス用タイヤを使う事をお勧めします。
しつこく書いておきますけど、フックレスリムに変更されていますので、必ずチューブレス用のタイヤを使用してください、チューブを入れて使用するのも可能ですが、その際も使用するタイヤはチューブレス対応の物で使用してください。
※FORMOSAカーボンリムには3年間のメーカー保証が付きます。
ニップルは、Simworks by HOSHIの”RAW Brass Nipple”
この金色はアルミニップルのゴールドアルマイトではなく、真鍮の素材そのものの色です。
よくあるアルミパーツのゴールドアルマイトだと、きつい印象のゴールドになりがちなのですが、Simworks by HOSHIの”RAW Brass Nippleのカラーは天然色で
優しくて品のある色なんです。
今回のホイールをつくろうと思ったとき「真っ黒もギラツキも嫌だなぁ」と思っていたのですが「品のある色気も欲しい」と思った時このニップルが思いつきました。
前後とも、このニップルにピラーのニップルワッシャ―を組み合わせて固定しています。
そして最後にスポークなのですが
前後左右共にPillar racing spoke社の物を使用しています。
前輪左右と後輪右側(ドライブ側)は”PSR15”
強靭なサンドビック鋼を使用したスポーク径1.8mm(首の部分のみ2.0mm)
のJベンドスポークを使用しています。
そして後輪左側の14本に関しては、贅沢にPillarのエアロスポーク”wing20”
を使用して少しだけ軽量化を意識してみました。
Wing20を全部に使えればそれは素敵なんですけど、コスト的にエライことになります。
組み方はフロントは逆イタリアンの2クロス、
リヤはJISの右2クロス、左3クロス 俗にいう4:6組?でしたっけ
4:6組の効果のほどは”大げさに言うほどの変化はない”
ように感じましたけど一応そうしています。
さてこのホイール、もしお客さんからの依頼で
普通に組み上げたとしたら、通常価格(税込)で
・リム2本:¥108,000
・前後ハブ:¥26,300
・スポーク:¥9,324
・ニップル、ニップルワッシャ―:¥2,626
・工賃(1本¥3800×2):¥7,600
合計¥153,850
こうなります。
だけど今回は、工賃部分はスパッと無くして(店が暇な時に勝手にやりましたし)
あとほんのちょっと引いて
¥142,000(税込)
これで行こうと思います!
ロード乗りの人でロードレーサー用にカーボンホイールを使用している人はたくさんいると思いますが、オールロードやグラベルロード用にまで用意している人はまだ少ないのではないでしょうか?
グラベル用のカーボンホイールって最近ではたくさんありますけど、一流どころのENVEやらだととんでもない値段ですし、そのセカンドラインの
ENVE Fandation collectionでも税込だと約¥220,000(AG25を参考)もします。
そう簡単に手が届く値段ではありませんね。
もちろん、今回用意したホイールの¥142,000だってかなりの金額である事は間違いないのですが、走りに関しては一流どころに負けないように
しっかりと丁寧に組み上げました。
年末年始に時間をつくって、これで道を選ばないロングライドなどいかがですか?
最後に、ホイール買う人が絶対に気にする重量というやつ、
残念ながら測りが店内に無いため測定できていません。(12月1日現在)
後日測ってこのブログに追記しておきますので、時間を置いてみてください。
このホイール店内に置いてますので、興味ある人は実物を手に取ってみてください。
遠方の方も購入できるようにWEBSHOPにもUPしています。
よろしくお願いします。
※12月2日追記
重量測定しました。
フロント:698g
リヤ:787g
合計:1485g
TLバルブ、リムテープ無しの状態になりますが1500g以下になっています。
以前ENVE FandationのAG25 を測定した時、
前後で1444gだったので価格差を考えるとかなりのパフォーマンスですね。
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