ホイールの中心パーツにあたるハブという部品。
知らないうちにベアリングの状態が悪くなってきます。
少し前に自分のマウンテンバイクのオーバーホールをした時、
「後ろのホイールこんなに回転悪かったっけ?」
と感じていたのですが、現行シマノXTハブは分解に18mmという
少し珍しいサイズのハブコーンレンチが必要でして、持ってなかったので
その時はそのままにしていました。
先日ようやく購入できたので
本当の意味でのオーバーホール最後の仕上げをしておきました。
シマノの12速DEORE以上のグレードのMTBハブ
に採用されているラチェット機構ですが、サイレンスラチェットと言っていたと思いますけど、要は走行中一定以上のスピードになると、足を回転させない時後ろのハブからラチェット音がしない構造になってます。
私のXTハブ、その一定以上のラチェット音がする/しないの切り替わるタイミングが
以前から不安定でした。
今回バラした時、本来シマノ純正のプレミアムグリスを使用するところで、
それよりすこし粘度の少ないクリスキングのブルーグリースに換えてみたのですが、
コレがかなりいい方向だったみたいで、サイレンスラチェットの切り替わるタイミングが凄く安定するようになりました。
(※上の写真はベアリングボールへのグリス塗り直しで、ラチェット機構とは関係ない部分です)
シマノさんが見たら確実にいい顔しないでしょうけど、
私のハブと同じような症状の人は試してみてもいいかもしれませんね。
ハブの回転が悪い理由は、コーンナットが少しきつめに締まっていた事でした。
ただ、よくわからないのが、使用によって緩んでホイールの回転にガタが出るならともかく、勝手に締まっていくことって考えられないんですけど・・・
たぶんですが、最初からだったんだと思います。
それなりには回転するもんだたら気が付かず3年も使っていたんだろうと
シマノの製品だから安心と油断し過ぎてたかもしれません。
さて、グリスを新しく詰め直し、玉押しもやり直したXTハブは
快調そのものです。
ハブなんて案外少ない点数のパーツで組まれてますので
定期的にメンテナンスしていたらそんなに調子悪くなりませんが、
シマノのようなカップ&コーンベアリングでも、一番よくあるカートリッジベアリングでも全く気にせず使い続けると、いつかはガタが出たり調子が悪くなったりします。
ご自身のバイクのホイールを地面から浮かしてホイールを回してみてください
”昔はもっとよく回っていたはず”や
”なんか横にカタカタ揺れてない”
と感じたなら原因はハブかもしれません。
(※他にも理由になりえることはいっぱいあります)
よくわからないという方は、誉自転車に任せてみてはいかがでしょうか。
”部品交換が必要ない再調整”くらいで済むなら、そんなに費用は掛かりません。
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