こちらのクロスチェック、3年前のちょうど今頃の時期にメーカー完成車の形で
ご購入いただいたバイク。
それから毎日の通勤や休日のサイクリングなど、しっかりと使い込まれた様子。
最後に見かけた時とは少し違ってラックなどが外れてかなり身軽なバイクになってます。
オーナーさんが使っていく過程でその時々の都合に合わせて足したり引いたり、
サーリーらしい使い方をしてくださっている様子。
今回はオーバーホールのご依頼です。
とりあえずフレームと一部のパーツだけ残して全部外します。
ここから一つ一つ確認しながらもう一度組付けていくわけですが、
その過程で消耗品を変えたりパーツ変更のリクエストに応えたりする感じです。
今回はカセットスプロケットのLOW側がもう少し大きいギヤにしたい、タイヤを変えたいとのことでしたのでその辺の作業も兼ねていきます。
ホイールののベアリングカップ。
ボールにもカップにもグリスがあんまり残ってません。
掃除して新しいグリス塗って、玉押し調整します。
その後ホイールの振れ取り、センター確認。
ここまでは必ずやります。
カートリッジベアリングの場合もベアリングの回転やグリスの残量はしっかり確認しますよ。
今回さほどダメなパーツは無かったのですが、リヤディレーラーのガイドプーリーがダメでした。中のブッシュが摩耗してガタガタ。
オーナー様は変速の違和感をおっしゃってましたが
原因はこれだったようです。
BBは汚れてますが無事。
回転の確認と掃除しただけにしました、シマノのBBは使い捨てですが頑丈です。
新しいカセットスプロケットはロー側34T
これまでより2T増えて数字の上では登りが少し楽になるはず。
タイヤはIRC BOKEN 40C からパナレーサーグラベルキングSK 38Cへ変更。
グラベルロードやオールロードバイクのタイヤ選びで”迷ったらグラキン”
グラベルキング3種類ありますがとりあえず大きく的を外すことは無いのとコスパがいい所が魅力です。
実際はもっと細かい確認や修正、消耗部品の交換などいろいろありますが、
ここでは省いて完成です。
昨日お返ししたのでもう早速今日から自転車通勤を再会できているはず。
U様ありがとうございます。
次はまた3,4年後ってとこでしょうか?
その時まで大事に酷使してくださいね(笑)
コメントをお書きください