ド暇な時のこのブログタイトル”誉自転車のお仕事”
19回目の今回は、むかーしからの古い付き合いの方から
これまた古ーいマウンテンバイクの修理依頼。
まぁ、”そういやこの人当時こんなハードテール持ってたなぁ”と懐かしいバイクではありますけど・・・状態は良くないね(笑)
本人も自覚してらっしゃったけど、
こちらとしては「ホンマに修理して使うの?」というレベル
更に面白いのはこのバイク、ウチに持ち込まれる少し前に駅に置いてたら
盗まれてしまったんだけど、数日後に泥棒が返しに来てたという
笑っていいのか、喜んでいいのか微妙なエピソード付き
そんなこんな、いろいろありますが
20数年前のBAZOOKAのスラッシュというフレームだったと思います
これを修理していきました。
2000年より発売は前でしょうか?私がダウンヒルがしたくて
マウンテンバイクを買ったとき、このXTのリヤディレーラーだったと思います。
こんなのの未使用品なんてよくお持ちだったもんです。
これに換えといて欲しいという事だったので変えときました。
ワイヤーはアウターもインナーも総とっかえ
聞いてみたらなんと当時からノーメンテで使ってたらしいです。
いやいや・・・・リム割れとるやん
コレ発見した後、お手持ちの26インチのリムを持ち込んでもらって
交換したのですが、ぶっちゃけそっちもなかなかの傷み具合。
今26インチ時代のマウンテンバイクの修理をする場合
どうしてもネックになるのが”適当なリムがもう無い”という事ですね。
手持ちの物があるならそれで直すしかない感じです。
または、エライ高っいお金をわざわざ26インチ直すために払うかという選択
になるんです。
ヘイズのハブってどんなだろう?っておもってましたが
普通にDTスイス流用でした。
逆にコレだと直しやすいのです。
と言うかスターラチェットはこの頃から現代まで構造を変えず使用され続けているところが凄いですね。
完成されたシステムの一つでと思います。
ブレーキフルードは20年もたてば色飛んでます。
劣化もしてるんでしょうね。
この頃のシマノのディスクブレーキってダイヤフラム開けて
エア抜きやオイル交換してたんですよ。
しかも終わったら、上からオイルわき撒けわせながら閉めるという
野蛮な作業手順が標準的なやり方。
そう考えると今のシステムの良さがわかりますよね。
一通り点検等もかねて普通に走れるところまでして
お返ししたのですが
もうこのバイクは街乗りのみで使用してくださいと
お願いしました。
そして次壊れた時はもう潮時だと考えた方がいいともお伝えしました。
思い入れのあるバイクのなのでしょうが
いつかはそういう時が来ます。
今の時代、なかなかそこまで一台のバイクを使用し続ける人って
少ないと思います。
背景を知ってて彼からに依頼だから受けた仕事かもしれません。
仮によくわからん人が
「えへへ・・・ネットで中古買いました。なおして下さ~い」
ってこのバイク持ってきてたら・・・・
たぶん断ってたと思います(笑)
それくらい書いてないところで苦労したんですよ
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