YetiやEVIL、Industry NineやBIKEYORKの総代理店と言えばYURISさん
誉自転車もだびたびお世話になっております。
そのYURISプロデュースのオリジナルMTBフレームが話題の”SINGER”なのです。
実際に納車したのは、お盆前だったので少し前になりますが
そのSINGERをフレームに採用したオーダー組みのマウンテンバイクをご注文頂きました。
F様ありがとうございました。
今回のパーツセレクトは、誉自転車としてはかなりの豪華なパーツセレクトでして
よく言うところのドリームビルドと言ってもいいと思います。
今回組立前にハドラスの自転車コーティングを
・フレーム
・フォーク(インナーチューブ以外)
・フロントフェンダー
・前後リム
に施工しました。
クリアコート上の艶は写真ではお伝えしにくいのですが、
セミマットのリムだと伝わるかもしれません。
FORMOSAの現行MTBアルミリムに施工した写真が上の写真なのですが、
左が施工後、右が施工前になります。
マットブラックの部分がなんだかシットリといか深みがあるように見えますね。
もちろん目的は、汚れが付着しにくくなったり、水洗いで簡単に落ちやすくするためですので、色や艶をアピールするものではないかもしれませんが、
新品感を長持ちさせたり、高級感?質感?も上げる効果もあります。
ハドラスに限らず、バイクコーティングは新品時にするのが最大効果を発揮しますので、新車購入の方にはオススメの作業です。
さて、こだわりのパーツセレクトの全部を紹介してたら大変ですので
いくつがピックアップして紹介しようと思います。
まずはクランク、BB付近
クランクとBBはSINGERと同じくYURISさんのオリジナルパーツブランド
”FORMOSA”のチェーンリングとアルミクランク、BBもそれに対応したものになってます。
削り出し感抜群のこのかっこいいペダルはRENTHALの
新型ペダル”REVO-F”
工場出荷時のペダルピンの長さは凶器レベル(笑)
付属のワッシャーや長さの違うピンで自分流に調整するのをお勧めします。
フロントサスペンションはROCKSHOXの2025モデルとして新登場した
”PSYLO GOLD RC 29”です、ストロークは130mm。
サイロと言うモデルネームだけを考えたら20年ちょい前にありましたね。
懐かしいモデルネームの復活ですが、時代が変わりましたが
求められる役割はその当時のそれを復活させた感じになります。
”信頼のできそうな普及グレードのトレイルフォーク”と言う感じでしょうか。
これまであったレベレーションやGOLD35 あたりの存在価値がダブり気味のフォークを一つにまとめたイメージでとらえてます。
20年近く熟成させたモーションコントロールダンパーを打ち切ってまで採用した
Isolatorダンパーの動きも気になるとこですね。
ハンドルバーとステムもRENTHALで
・Apex 35 Stem リーチ40mm
・Fatbar Lite 35 Black 20mmライズ
やっぱりレンサル入れたらカッコ良すぎです。
ドロッパ―シートポストはX-FUSINのMANIC150 Φ30.9です。
税込4万円以下で、
・横押しのレバー付き
・ダンパー壊れたら取り替え可能
・動作の安定性
これらの条件満たすのはMANICくらいかなと思います。
グリップは信頼のODIです。
前後ハブは当然のごとくIndustry Nineの Hydraです。
YURISさんのフレームをオーダーで組むならこのハブを使用するのが
最高の組み方だと思ってください。
一周690ノッチと言う”もはやヤケクソのようなノッチ数”のラチェット機構が
特徴ですが、ウチではE-MTB用に組んだホイールにも使ったことがありまして、
それでもこれまでトラブルは経験してません。
かなり高価ながら、マウンテンバイク乗りならだれでも欲しがるMade.in.USAのハブです。
ざっとこんな感じです。
SINGERはYURISさんの方では本来27.5インチホイールで組むことを想定して設計されていますが、今回はお客さんの希望で前後29インチホイールで製作しています。
後輪はスライドエンドなので、その辺の自由度が高いのも面白いフレームですね。
YURISさんでもそれ程固い事を言う気が無いみたいで、いろいろ他店のカスタムを調べてみたら、ウチと同じように29で組んだり、マレットにしたり、みんな好きにやってるみたいですね。
私の中ではダウンカントリー向きのクロモリハードテールのイメージで組んだつもりです、タイヤがマキシスのFORCHASTERにしたのもお客さんの希望と私の頭の中のイメージから選びました。
あと、ウチで組んだSINGERは塗装のみでロゴすら入ってませんが、フレームキットにデカールセットが含まれますので、その辺はある程度自由に貼っていけます。
デカールは一度張って剥がすと文字や柄だけがフレームに残るタイプです。
さて今回ご注文くださったお客様も、ここまで本格的なマウンテンバイクのオーダーは初めてという事です。これに乗ってどんどんのめり込んでいって欲しいですね。
もう少し涼しくなったころに、またトレイルや東温市のクロモリバイクさんで年1~2回開いているイベントにもお誘いしたいと思います。
最後にSINGERについてもう少しだけ説明します。
・クロモリフレーム
・サイズはフレームリーチの数字で430㎜と460㎜の2サイズ
・カラーはクレヨンとブラックの2色が基本(ポルシェの車体カラーだそうです)
・UDHは現状オプションであり
・価格は¥108,000(税込)※今後値上げあるかもしれません
興味ある方はお問い合わせください。
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