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BESV JG1試乗車を追加しました

BESVの試乗車追加しました。

電動アシストのグラベルロードバイク

BESV”JG1”が誉自転車の試乗車に加わりましたよ

 

んで、本日定休日を利用して早速自分でも試乗して、どんなバイクか

確かめてきたので、その感想も含めて忖度なく紹介していこうと思います。

 

電動アシスト自転車ブランドのグラベルロードなんて言うと、

スポーツサイクルガチ勢な人から結構眉をひそめる感じで見られがちで、

私自身もそんな感じでさほど大きな期待はしてなかったのですが、

実際に届いた自転車の部品構成はかなり本気なパーツでした。

いやー・・・いい意味で裏切られました。

 

どうせ全部アルミだろうと思っていたら

フォークとシートポストはしっかりカーボン

サドルはselle itallia X3(たぶん完成車の為だけのモデルだと思いますが)

あと写真ではわかりにくいですがリムはオフセットリムが採用されてます。

タイヤがマキシスのランブラー700×38Cってのもいい所ついてます。

 

コンポーネントは11速のシマノGRX(600番の方)

充分いいですね。

クランク周りはシングルギヤです。

ギヤは当然ナローワイドギヤが採用されていて丁数は42T

この辺あまり高級感ありませんが、BESVのEバイクってトルクセンサー付きの

スクエアテーパーBBを採用してある関係で、完成車状態であまりいいパーツの選択肢が無いんだと思います。

使用感は問題ないですけどね、あとロードバイク向けの簡易的な樹脂ペダルが付属します(※後で書きますがこれがあまり良くない)

グラベルバイクをはじめツーリングバイクだとラックや泥除け用のダボ穴の配置が

気になる人もいるかもしれませんが、正直あんまり多くないです。

普通に街乗りクロスバイクレベルかも?

それでも前後ラック、もしくは泥除けはこのダボ穴を利用しろってわかる程度には

配置されてます。

 

ボトルケージマウントもシートチューブ前面とインチューブバッテリーの入る

ダウンチューブ下部の2か所のみ

嬉しい発見は、センタースタンド台座がフレームに熔接されていた事。

いいね!BESVさんわかってらっしゃる。

この手の重量がある自転車にとってこれは凄く便利なんだよ。

ディスプレイは今うちにあるPSF1と共通品なのですが

画面の表示デザインJG1専用で全く違います。

スマホ連携(ブルートゥース)、USBーCからの給電ができるのは変わりません。

電源はダウンチューブ上のボタンでオン/オフします。

電源が入った状態で左右ハンドルにあるスイッチでアシストモードを切り替えるのですが入っているモードによって、ディスプレイと電源ボタンのライトの色が変わるという演出があります。

上の写真が一番弱いECOモードで青いライトが付きます。

 

因みにフル充電状態でアシスト航続可能距離を見たら

ディスプレイには80Kmと表示されました。

真ん中のSモードってのはSPORTS?SMART?

とにかく3段階の真ん中になります。

ディスプレイと電源ボタンのライトは紫で、

充電マックス時のアシスト可能距離は55Kmと表示されてます。

最強はPモード、多分powerモードって事でしょう

表示は赤になり、充電マックス時のアシスト可能距離は29Kmと表示されました。

だいぶ減るみたいですね。

運用開始と自身での試乗を前に、誉自転車に”落ちてた”(笑)もので

プチカスタムしました

 

やっぱりスタンドは絶対正義という事で

誉自転車ではtokyobike等のカスタムでも定番になっている

ダブルレッグセンタースタンドを取り付けています。

他にはホンマに転がってたギザプロのリヤライトに

専用のサドルレールマウントを利用してサドル裏に目立たないように取り付けました。

後は、ポケットの中を減らしたり、チェーンキーの持ち運びの為のステムポーチ

 

いいライトが欲しいとこですね、できればBESV純正オプションのUSBーCからのバッテリー給電のやつ、欲しいけど高いんですよね。

今回の試乗は昼間なので無しでいいでしょうけど、何かしらか用意したいです。

 

さて、御託を並べるのはこのくらいにして

街中での用事ついでに試乗してきた感想に移りたいと思います。

 

まずは青色表示のECOモードでスタートしたのですが、

出だしから????

これアシストされてるのか⁉

正直感じ取りにくいです、出だしだと若干はあるのかな?

と言うところですがある程度のスピードになると全く感じません。

実際、平地走行中アシストを切っても何も重くなる感じがしなかった

 

うーん・・・たぶんこのモードは”空気”になると思います。

 

 

次がSモード

これはしっかり感じ取れます、現実に使うのはこのモードから上?でしょう。

 

信号待ちからの出だしでも、平地走行中に若干スピードが落ちた後のリカバーも

後からスゥーと押し出されるのを感じます。

日本のE-BIKEのルールで24km/h以上ではアシストが効いてはいけないから

平地走行でも一番気持ちいいとこは18~22km/hくらいのクロスバイクなどで緩く流すくらいのスピードになってしまいますが、そもそもそんなに飛ばしたかったりする人が選ぶ車種はE-BIKEではないと思いますので、これでいいんだと思います。

 

 

最後にPowerモードなんですけどね・・・

コレも正直よくわからない、Sモードとそんなに変わらないような・・・・

特にそれなりにスピードが出た状態では、走行中SとPとを切り替えながら

走りましたが、あんまり違いは判りませんでした。

信号待ちからの出だしは、まぁ・・・そういわれればSより強いと思えなくもない

かな?

次は走行フィーリングですが、これは悪くなかったです。

太めのタイヤから伝わる感覚はグラベルロードバイクそのものです。

どうしてもバッテリーとモーター分の重量もあるし、ごつごつした感じがあるかなと予想してましたが、そこに関してもそれ程でもなかったですね。

敢えて、アスファルト舗装があれている産業道路を走ってみたのですが

安心感が純粋なロードバイクとは違います。

あと、時速22km/h付近での走行までなら向かい風も気にならないのはいいです。

※バッテリーの減りには影響あるかもしれません

電動アシスト自転車と言えば気になるのが登りでのアシスト性能です。

峰山にある二つのトンネルへの登り坂で試したのですが、

これは流石ですよ!

あの程度の坂なら18~22km/hで汗ばむことも無くひと息で登れてしまいます。

ここでもSモードPモード切り替えながら登ってみたのですが、

あんまり違いわからなかったかも(笑)

 

もうこのE-BIKEはSモード一択で良さそう

このバイク街中で使うならスタンドは絶対です、

せっかく台座あるんだから取り付けないという選択肢は無いと思います。

重さなんてのは、E-BIKEには関係ない

重さがあっても頑張るのは人ではなくモーターとバッテリーです。

用事済ませたついでにサンポートに行ってみました

瀬戸内芸術祭春会期始まってますね。

 

私未だに一度も本格的に見に行ったことないのです、

芸術というものを理解できる程の教養があればよかったのですがね

 

 

さて、帰りは旧11号を特に変わったことも無くゆるゆると帰ってきました。

最後にコレも気になるバッテリーの持ち。

 

走行距離は30.7km、残りのバッテリー残量はディスプレー上では38km

最初に表示されてた55kmから計算すると

55-30.7だから25㎞くらいでないとおかしいのですが、

まぁその辺はご愛敬、予想より消費がだいぶ少ないのはいい事だ!

BESV JG1

どんなE-bikeか伝わったでしょうか?

 

最後に、私の主観にはなりますが

このバイクのいい所、ダメな所なんかを上げて締めたいともいます。

 

●得意な所

・登り坂

・向かい風の中の長距離走行

・センタースタンドが付けれるのでコミューターとしてもアリ

・走行安定感は抜群、速くは走れないけど22km/hくらいで長距離移動したい人にはいい(年配の人が毎日の運動に取り入れるならベストチョイスかも!)

 

●ダメなとこ

・ドロップハンドルのロードバイクの見た目ですが決して速い自転車ではない、24km/hからは通常のグラベルロードバイクよりかなり重い自転車になる。

・上記の理由からもわかるように本格的なロードバイクにはなれない、国道のような大きな道では車道の左側を走るのはかえって危険なため、歩道を安全確保の上で走る場面の方が多くなりがち。

・ある程度重いので自動車等の積み込みや、輪行には不向き。

・フレームサイズがS(490mm)とM(520mm)しかなく、Sの方でも身長162㎝以上推奨(女性向きサイズが無い)

※誉自転車の試乗車はSサイズの方です

 

 

以上になります。

気になる方は誉自転車で試乗してみてください、

大事なことは”あなたがどう感じたか”だと思います。