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アキボウ2020モデル展示会 BREEZER編

さて、誉自転車が去年から取り扱いを開始した”BREEZER”の2020ラインナップです。

2019までのラインナップやブランドストーリーから、グラベルやMTBのイメージが強いBREEZERですが、最近インスタの公式アカウントなんかで、たまにアップされてた

シティーサイクルも日本で販売されます。

”Downtown”いうモデルです。

大きく分けて3種類、上の写真に写っている普通の前後三角形フレーム形状の

”EX”というシリーズと、女性でも乗りやすいスタッガードフレームを採用した

”EX ST”というシリーズ、それに上級モデルの ”7+” の3シリーズです。

 

まずはEXのほうです、

カラーは上に写ってる手前の3色

Cerulean Blue

Brick red

Dark gold

サイズは3サイズ

48㎝

52㎝

56㎝

での展開になります。

価格は¥63,000(税抜)

ギヤはフロントシングルにシマノALTUSの8速で、まぁ価格なりのもので

目的を考えたときに十分なものといえます。

 

泥除けは全モデル標準装備です。

Brick redの胴抜きロゴ部分の色の組み合わせは面白いですね。

 

これはDark goldのリヤキャリヤ(バックは展示のために取り付けられたもので、付属しません)。

リヤキャリアも全モデル標準装備です。

後から取り付けるNITTOとかのキャリヤは雰囲気はカッコいいですけど、

かなり高価なものばかりなので、最初からついてるのはありがたいですね

このバックどこのだっけ?

どこかで見たんだけどなー、

高価なものではなさそうだし、それでいて便利そう。

取付、取り外しも簡単そうですね。

このトムとジェリーに出てくるネズミ用罠みたいな機構はどう使うんだろうか?

また調べておきます。

続いてスタッガードフレームの”EX ST”です。

カラーが

Unicorn Silver

Brick red

Marine blue

の3色

 

サイズはEXよりやや小さめの

40㎝

46㎝

50㎝

の3サイズ、やっぱり女性ターゲットなんでしょうね。

 

価格はEXより¥1,000だけ高く

¥64,000(税抜)になります。

 

基本フレーム形状、カラー以外にEXとの違いはなく、パーツ構成は変わりません。

 

EX STで気になったのが ユニコーンシルバー

シルバーという表現が正しいのかどうかよくわからない色です。

どう表現したらいいのか?

光の当たった部分がうっすら虹色に光る、紫がかった艶なしの灰色?

文字にするのが難しいです。

ただ、女性受けしそうな色ではありますね。

最後に紹介するこれが上位モデル ”7+”

カラーはこの1色 Anthracite ←なんて読むの(笑)

サイズは

48㎝

52㎝

56㎝

の3サイズ

フレームはEXと共通みたいなので当然ですね。

価格は ¥89,000(税別)

EXとの違いは、

・ハブダイナモホイールに砲丸型ライト。

・リヤの変速機構が内装7段になった。

・チェーンラインが動かなくなったことでチェーンカバーが取り付けられた。

3点です。

後から社外品で取り付けると、工賃も含めると高額になりがちなものなので

悪くない価格設定だと思いますよ

さて、BREEZERはやっぱりグラベル系ですよね。

一番とっつきやすいのがこのRADERです。

3種あるグラベルロード系の中で一番ロングライドツーリング向け、

そして手を出しやすい価格帯でのラインナップです。

敢えて、最新のスルーアクスルのような機構は採用せずに

昔からあるMTB系の規格を多く採用しています。

ジオメトリはかなり長いホイールベース(特にリヤセンター)、

全サイズ75㎜も落としたBBドロップ

つまりは完全安定性重視、レーサーみたいな速さはないけど、

自分のペースで遠くまで、道が少し荒れててもかえって面白くなる!

 

クリアランスも各部に大きめに残ってるのでフレームバック、キャリヤ、泥除け(フェンダー)、その他キャンプ道具など取り付けやすい自転車です。

 

正直バイクパッキングなんかはコレ買って始めてみなさいって言いたい。

 

奥2台が入門グレードでW型ハンドル装備の街乗りにもちょうどいい

”Rader cafe”

新色 ”マットサンド” と、去年からの継続カラー アイアングレイ/レッド

シンプルなナローワイドフロントシングルギヤにリヤ10速のワイドカセット

w型ハンドルが気に入らなければフラットバーに交換すればいいだけです。

カスタムベースにも持ってこいの価格¥99,000(税別)です。

 

去年からの継続モデルが、ミドルグレードの ”エキスパート”

手前から2つ目の、からし色のような黄色のドロップハンドルモデル

がエキスパートです。

パーツ構成、カラーともに2019と共通で変化なし継続ですが、

なぜか価格は3,000円値上がりで¥128,000(税別)になっています。

 

 

最上位グレードの”Rader pro”だけが少し変わりました。

2019モデルまではフロントダブルだったのが、シンプルな

フロントシングル×リヤ11速ワイドレシオというシステムに変わりました。

カラーもクールグレイという「ほぼ白」な色になりました。

フロントシングルになったおかげで

価格は去年より¥13,000安い

¥185,000になってます。

私は2019モデルよりこっちの方が好きです。

続いてDOPPLER

650BサイズのホイールにWTBのロードプラスタイヤ

フェンダー標準装備が特徴です。

自転車としてのターゲットというか目的としては、先に紹介したRaderと

あまり変わらないかなと思います。

ただこちらは、前後12㎜スルーアクスルやフラットマウントディスクブレーキ台座

等、今のディスクロードのマジョリティ規格を採用しています。

dopplerは基本2019と変更ありません。

全3グレード共にカラーリングまで変化なし。

中間グレードの”Pro”がなぜか3,000円値上がりして¥168,000になった以外に変化はありません、

ですが、そのProとエントリーグレードの”Cafe”に

ハブダイナモとダイナモライト、リヤフェンダーにバックライトの付いた

”Pro+”

”Cafe+”というモデルが追加されています。ちょうど上の写真が

左:Cafe+ ¥155,000

右:Cafe  ¥128,000

になります。

+の方のリヤフェンダーには赤色のバックライトが付きます。

これは電池式のようです。

バイクパッキング装備をまとって展示されていたのは”Pro+”

Pro+のみ専用カラーを採用しています。

万人受けしやすいブラックに白の胴抜きです。

普通にかっこいいですよね。

ハブダイナモとライトはこんな感じになります。

実は、2019モデルでこのハブとドップラーのフォークはメーカーも把握していなかった相性の悪さがあり、アクスルが抜けにくくなるトラブルがありました。

誉自転車でも、お客様にご迷惑をかけてしまったこともあり、

メーカーの対応が気になるところでしたが。

アキボウの担当スタッフの方が言うには、しっかり完全され、

問題なくアクスルが抜けるようになっていると言うことです。

さて、満を持して最後に紹介するのがフラグシップモデル

”Inversion”

去年、BREEZERを取り扱い開始したときに2018モデルのフレームを

仕入れ、ほぼすべての人から見た目に関して高評価をいただいたモデルです。

残念ながら2019モデルは初期の受注数が少なすぎたため日本に入ってこなかったのですが、2020モデルでは、本来2019モデルだったカラーリングがそのままの形で

販売されることになっています。

ただし上の写真のTeamカラーは、フレームセット¥138,000(税別)のみ

販売で、完成車はありません。

セカンドグレードの”Inversion Pro”の方は逆に完成車のみです。

色は違いますがフレームはTeamもProも共通になります。

Proの完成車価格は¥268,000(税別)

 

Inversionのフレームには日本製のクロモリパイプが使われています。

更にInversionのフレームは最高のライドフィールを求めるため

とても手間のかかる製作手順をとっています。

詳しくはBREEZERのカタログやHPを見てください。

因みに誉自転車ではサイズ51と48のフレームを1本ずつ仕入れることになっています。追加でほしい方は早めに連絡ください。

 

BREEZERの自転車ではないけど、コレなにかというと、

ある意味どろっぱーシートポストの原始形ともいうべきもの

Joe Breeze氏が昔に特許をとっていて、実際にもうすぐ復刻させる気なんだとか!

実際の使い勝手というよりは、アクセサリーというかファッションとして

つけてみても面白いかもしれません。

 

さてアキボウ2020モデル展示会に関しては以上になります。

誉自転車としては、今年も変わらずBREEZERの販売に力を入れていくつもりです。