MTB編に引き続き、ロード・シクロ・グラベル・クロス編です。
最初から言ってしまうと、こちらはたいして変わり映えする内容はありません。
シクロやグラベルにはシマノやスラムの新型コンポーネントが付いたのがあったりしますけど、それだって車体自体は去年・またはそれ以前からのフレームだったりしますので、新モデルと呼べるようなものはありません。
MERIDAのロードバイクといえばオールラウンダーのスクルトゥーラですね。
今年も車体に変更なしですが、商品として昨年まであった小柄な方や女性用のグレード(カーボンなら4100、アルミなら410)がなくなり、41㎝、38㎝というサイズが追加されています(グレードによって無いのもあります)
ついこの間終了したツール・ド・フランスでも2ステージ程ステージ優勝してたと思いますし、未だ一線級の性能で無理に変える必要ないでしょうね。
リムブレーキのフラグシップが上のCF4フレームにデュラエースDi2の
”10K-E ”というモデル。
去年までだと”TEAM”というグレードが最高グレードで、カラーリングが
バーレーン・メリダカラーだったのですが。
今年は、このスクルトゥーラにも、後で紹介するリアクトにも
完成車ではバーレーンメリダカラーはありません。
完成車にはありませんが、このCF4フレームのフレームセット売りがバーレーンメリダカラーになります。
残念ながら会場に展示がありませんでした。
今年のチームカラーというのが、去年のブラックベースなのか、2018に評判の良かったダークブルーベースなのか?それを知りたかったのですが・・・。
それはそうと、私がリムブレーキのロードにあまり関心が無いためか、帰って今見たらリムブレーキのロードはあまり写真に撮ってません。
アルミフレーム・リムブレーキとしては最上位グレード
”700” ¥179,900
グロッシーレッドとグロッシーブラックの2色展開
コンポはフル105
バーレーンカラーがなくなった以外は、とくに変わり無しです。
アルミフレームにシマノ105ミックスのバイク
”400” ¥149,900
艶消しブルーとホワイトの2色
スクルトゥーラのディスク仕様
最高グレードの”Disc 10K-E”
こちらもバーレーン・メリダカラーはフレームセットのみになります。
アルテDi2ディスク仕様の”DISC8000-E"
カタログではわかりづらいのですが実物はいい色でした。
リムブレーキ仕様の方にも同じカラーリングの”8000”というグレードがあり、
そちらだと、このカラーリングのフレームセット売りもあります。
価格は¥319,000
フル油圧アルテ(クランクまでしっかりアルテグラ)採用の
”DISC6000” ¥359,000
これは、リムブレーキタイプの方には無いグレード。
この値段なら普通にいいんじゃないかな。
因みにコレ、CF2フレームね。
シルク・フォグ・グリーンがかっこよかった。
カーボンフレームの売れ筋”Disc4000” ¥269,000
写真撮り忘れてますが、もちろんリムブレーキバージョンの
普通の”4000”も健在で、そちらも2019と価格変わらず ¥199,000
コンポはクランクのみFSAの105ミックス。
しっかし、地味な色になりましたね。
左:Mattblack/GlossyAnthracite
右:Glittery Silver/Black
この2色分ける意味あるか?
ほぼ外観的に同じイメージ
アルミフレームのスクルトゥーラDiscももちろん健在です。
2018年に登場し、2020で3年目の現行エアロロードREACT
フラグシップの”DISC 10K-E”
スクルトゥーラと違って、最上位グレードはディスク仕様のみになります。
フレームセットにのみバーレーンメリダカラーがあるのはスクルトゥーラと一緒です。
リアクトのセカンドグレード
左:DISK8000-E
右:8000-E
CF-4フレームにフルアルテグラDi2
リアクトのリムブレーキ仕様でバーレーンメリダカラーが欲しければ
この8000-Eのフレームセットという形で購入できます。
”DISC7000-E”
8000-Eと同じくアルテグラDi2フル装備でも、
こちらは普及グレードのCF2カーボンフレーム仕様(他にも違いはありますけど、わかりやすい違いという意味で)
CF2フレームと通常アルテフルセットの組み合わせ
左:”DISC6000”
右:”6000”
CF2フレームに105ミックス(クランクがFSA)の組み合わせ
左:DISC4000
右:4000
値段みにくいですね。
DISC4000は¥289,000です。
この写真見て初めて気が付いたのですが、リアクトのCF-2 フレームモデルについてくるステムがエアロ形状になってますね。
実は去年までの普通のステム嫌でした。
リアクト4000、disc4000には別カラーもあります。
4000の別カラー、こちらの方はいかにもメリダなカラーリングですね。
お次は、昨年発売されたシクロクロスレーサー MISSION CXシリーズです。
フラグシップは”Force-Edition”となりました。
2019のフラグシップモデルはアルテグラDi2搭載でしたが、2020では
新発売のSRAM Force etap AXS(フロントシングル)採用になりました。
価格は昨年のアルテDi2の時より安いんじゃないでしょうか?
配線が無いって素敵なことです♫(整備する側には特に)
ただ、ディレーラーとか壊したら失禁するほど高くつくのだけは覚悟がいりますね。
特に転倒も多いシクロクロスですし、自身の技量と相談して購入する必要があるかも。
CF3フレームにVISIONのカーボンホイールにワイヤレスシフト
それで、この値段は十分合格点!
フレームセットはカラーリング変わったけど、値段は変わり無し。
フレームの水色ぽいとこは実際はこんな感じになります。
SRAMのFORCE eTap AXS
RED eTapの時の経験から言うと、セッティングすごく簡単、
すっごく便利!
そして壊れたときの単品購入価格に失禁(笑)
同じフレームでSRAM APEX-1油圧ディスク仕様の
5000というグレードが2019から引き続きあります。
価格は¥349,000
たぶん2019とカラーリング・価格共に変わってないと思います。
その他のグレードとしては、エントリーグレードのアルミフレーム+105mix+機械式ディスクの ”400”というグレードもあります。
400の方はカラーリングが大きく変わりましたが、価格は変わらず、
¥179,900です。
続いて、発売から3年目。
グラベルロードと世間では言われるジャンルのSILEXシリーズ。
つい先日まで誉自転車でも試乗車置いてたやつです。
とても優秀で乗ってて楽しいバイクだからもう少し売れてもいいと思うのですが・・
実際あまり売れていないんですよね。
グラベル自体はよく売れてるんですが、そういうバイクを求めるお客様は
だいたいクロモリフレームを選ぶことが多いんです。
SILEXは大手マスプロらしいカーボンやアルミフレームなので、見た目のミスマッチのようなこともあるのかもしれません。
ただ言い切れるのは、あなたが結局性能や数字を求めちゃう人なら
”かっこつけてクロモリとか言わずにカーボンやアルミのフレームにしとけ”
ということ。
私はクロモリのグラベルを自然発生的に好きな人間なので何となくわかるのですが、
ある一定数”無理してクロモリ好きと言っている人がいる”と感じます。
大手マスプロが量産するカーボンやアルミバイクの方が実際の性能は上です。
前置きが長くなりましたがそのSILEXは2020から流行りのロードプラスタイヤを装備したSILEX+と従来の700Cタイヤの通常SILEXとに分かれます。
フレームフォークは一緒です。
SILEXは、発売当初からメーカーも650B タイヤの装着も想定した設計になっていると公言してましたが、今年から実際に装着したモデルも発売することになりました。SILEX全体としてのフラグシップに当たるのが、上の写真の
”SILEX+8000‐E”です。
WTBが提唱したロードプラスは650Bx47Cですが、
標準でKENDAの650bx45Cというほぼロードプラスと言っていいタイヤがついています。
そしてコンポーネントは、実際にまだ市場には流れていない
シマノのグラベル用コンポーネント”GRXシリーズ”の最上級グレード”810Di2”
装備されます。
何かと保守的なイメージを持たれがちなMERIDAですが、
このジャンルに関しては、しっかり流行をおさえたバイクを出してきています。
650bタイプのセカンドグレードというには贅沢すぎる装備なのが
”SILEX+6000”
SRAMの油圧ディスクFORCE1をコンポーネントに採用しています。
フレーム・フォークは8000+と共通なので、Di2いらないという人は
こちらで満足できるかと思います。
色もいいですね。
従来型の700Cモデルの上位モデルが
こちら”7000”です。
コンポーネントはGRX810油圧ディスク。
フロントがダブルになります。
このマットフォググリーンというカラーはグラベルバイクには似合いますね。
フレームをアルミにし、GRX400をコンポに採用した。
本格的ながらも、手を出しやすい価格なのがこのSILEX400です。
こちらもフロントダブル、そして2色展開です。
400と共通アルミフレームにクラリス+機械式ディスク装備のエントリーグレード
SILEX100なんてモデルも2020から加わってます。
ここからはやや駆け足、クロスバイクの紹介です。
フラットバーロードという呼び方をされているGRAN SPEEDシリーズ
クロスバイクとしてはいい値段しますけど太めの剛性高いタイヤ
油圧のディスクブレーキなど内容はそれなりに豪華で、予算的に大丈夫なら
クロスバイクは、これくらいのものを選んでほしいです。
フレームがひそかにモデルチェンジ、なんとヘッド・トップチューブはスクルトゥーラと共通のものになりました。
そしてこれまでなかった小さなサイズ44㎝(適応身長160㎝~170㎝)
が加わりました。
4グレードあります。
毎年カラーが変わる以外変化のないクロスウェイシリーズですが、
今年は泥除けと油圧ディスク、キックスタンドが標準装備された
CROSSWAY URBAN 100
といモデルが出ます。
価格は¥95,900
艶消しの赤と黒の2色展開
長くなりましたがここらへんで2020MERIDA大阪展示会のお話を締めたいと思います。
細かいとこまでは説明できていませんので、
その辺はお店まで来て聞いてください。
先行カタログもいただいていますので、気になるところはそれで調べることもできます。
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ANCHOR −J (木曜日, 08 8月 2019 22:47)
今、ロードに乗っています。MERIDAについて無知でしたが、多種多様なラインナップに興味を持ちました。
連休にはロングに、週末のみの休日には近場のクライムにと。欲張りな欲求に答えてくれそうな気がしました。