前回のブログでもお伝えしたように、試乗車にTyrellのSRVが加わったのですが、
ドライブトレインのSUNRACEというメーカーの部品の性能が劣悪なんですよね。
一度私自身がストック状態で乗ってみたのですが、とてもじゃないけど
Tyrellの自転車に乗っているというフィーリングはえられませんでした.
せっかく試乗車なんだからお客様には本来持っている性能を感じて欲しくて、
ドライブトレイン、変速周りを主に手持ちのパーツでカスタムする事にしました。
カセットスプロケットは大昔の(15年以上昔)9速時代のシマノ アルテグラ(型番CS-R6500)。
トップギヤが12Tなのが気に入らなかったので、その部分だけ現行シマノの11Tを入れてみました、ミニベロなのでトップが1T違うだけでも高速域で違いは大きいと思ったからです。
ロックリングも11T用に変更してます。(シマノはこういったスモールパーツが安く手に入るのがいいですね)
チェーンも現行のCN-HG53に変更しています。(シマノのチェーン随分と高くなりましたね)
リヤディレーラーも15年以上家に転がってたR6500のアルテグラに交換です。
シフトレバーは写真にはありませんがMTBコンポーネントのシマノSLXの9速時代の物にしました。
知ってる人が大半だと思いますが、シマノのコンポーネントは9速まではロード用も、MTB用も、現行品も、昔の物も、ワイヤーの引き量に対するディレーラーの移動量は変わらないため、ミックスで使用できます。
あと少し昔話、
MTBダウンヒラーだった私がなんで昔のロードコンポーネントを持っていたのかと言うと、
2004年前後にMTBダウンヒル競技の世界でリヤディレーラーとカセットだけロードコンポーネントを使用するのが流行りました。
当時のトップレーサーの内嶋亮さん(現在 株式会社ダイナコ代表)などが使用しているのが雑誌等で取り上げられ、
私も含め真似して使用する人がいたのです。(何の効果を期待してそうしていたのかは忘れました)
その頃の物がずっと家の中にあったという事なんです。
昨日の定休日に早速じぶんで試乗して来ました。
書類の提出に警察いったり、銀行にお金移動させに行ったり
定休日なのに仕事ばっかりですけど、その帰りに少しだけサンポートまで足を延ばしてみました。
カスタム後の本来のフィーリングはストック状態とは全くの別物です。
チェーンの不快なジャラジャラ音も、心地よい程度のチリチリ音になり、
ペダルを介して足に伝わる妙なガリガリ感も無くなり、
シフトレバーの操作感もオモチャみたいな感覚が無くなりました。
SUNRACEのクソさと、シマノの優秀さがあらためて確認できました。
Tyrell SRVを購入したら即ドライブトレインのカスタムをお勧めします。
シマノならそんなに高級な物でなくて十分です。
ガラスの灯台「せとしるべ」
今年発売された タイレルFXファクトリーモデル
のカラー「せとしるべルビーレッド」はコレがモチーフです。
平日昼間のサンポートはゆっくりとした時間が流れていました。
ガチガチサイクリングではなくポタリングで訪れたい場所ですね。
当然Tyrellの自転車で訪れるのが似合います。
Tyrellの自転車は片道10キロ~20キロ程度の緩いサイクリングやポタリングが守備範囲だと思います。
それ位が目的の自転車の中では、ダントツの走行性能と品質です。
本来持っている性能をしっかり引き出しましたので、ぜひ皆さんも試乗してみてください。
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