きのうは定休日を利用して隣県徳島の剣山スーパー林道へグラベルライドに行ってきました。
もう何週間も前から計画はしていたんですが、ウチの定休日の水曜日に合わせて天気が悪かったり、前日夜に用事があったりでなかなか実行にうつせませんでした。
剣山スーパー林道といえば、徳島県上勝町からなか那賀町に至る日本最長(87.7Km)の林道で全国から極上のグラベルロードを求めてオフロード愛好家が集まるある意味[聖地]
なのです。
四国に住んでるオフロード愛好家なら大抵一度は訪れた事があるみたいなのですが。
残念な事にわたくし、実は今まで行った事がありませんでした。
事前の下調べもほとんど無しに、自転車仲間から送ってもらったgooglemapの情報だけを頼りに来たため少し迷いました、早めに家を出て正解でした。
私の選んだルートは、438号と193号の分岐から193号を登り、そのまま253号へ入り土須峠の雲早トンネルの先にある、スーパー林道東側入口(ココは途中の入り口で起点ではありません)から東に向かうグラベルロード。
事前調べでは、このルートだときつい坂もなく林道初心者にはいいという事です。
実際これといった施設は特になかったのですが、林道をとりあえず楽しむなら正解のルートでした。
雲早トンネル前で車を停め、ココからスタートです。
まずはスタート前の自分へのエネルギー補給。
アウトドアの飯は何でも美味いとは良くいいますが、
ここ土須峠はほぼ標高1000m、
そして私の格好は[短パンにTシャツ]
そして肝心の飯はハローズで早朝に購入した40%オフの前日調理の冷えたチャーハン。
凍えながら食うこいつはけっして美味くはありませんでした。
でも大丈夫、
「私には山の中で調理して食べる予定のインスタント麺と、あっためて飲む缶コーヒーがある!」
この時点ではそう思ってました。
が、この後すぐ事前準備と確認の甘さを突き付けられます。
なんてこった!フレームバックにクッカーが入らんじゃないか!
何とか無理やりいれようとしました。
でもけっこう高価なポーセリンロケットのフレームバッグ ユニバーサル パーシャルフレームバックを壊すのだけは避けなけばいけません。
この時点で、山中での具無しラーメンと温かいコーヒーはあきらめました。
代わりに、こういう事もあろうかと買っておいた
菓子パンと冷たい(常温)ままで飲むことにした缶コーヒーのみを持っていく事にしました。
フレームバック内がけっこうスカスカです。
こういう時は、フレームバックより、ロールトップタイプの大型フレームバックの方が荷物が暴れなくていいかもしれません。
ウチの扱いで言うと一番[コスパ・性能共・供給]がいい
か、少しオシャレさんには
ポーセリンロケット ベラ ベーシック シートパック
あたりでしょうか。
多分これだとクッカーも入るでしょうし、私も自分用に一つ欲しいところです。
今回のライドのための仕様ですが、
いつもの私情車
MERIDA SILEX6000(フロントチェーンリングのみ40Tのナローワイドにカスタム)
ポーセリンロケットのフレームバッグ ユニバーサル パーシャルフレームバック
あとは普通にスポーツドリンク入りのボトル程度のシンプルな物です。
最近この自転車で夜トレー二ングしているので、私としてはめずらしくサイコンと
スピードケイデンスセンサーが付いています。(コレについては効果が出てきたと自覚出来たらまたブログネタにしたいと思っています)
以前、RCCの時にこのフレームバックを使った際にフレームに若干スレ跡が付いたのが
気になったので、今回はフレームにラップを巻いてみました。
普段はフレームバックは付けないので、その時のみの対策としては悪くないと思います。
見た目は悪いですけど、どうせ山の中では自分、もしくは仲間しかいませんので、気にならないと思います。
ウェア類は
Cafe du cyclisteのLucienne (Sim worksさんが取扱いやめてしまったのが残念です)
と同ブランドのビブショーツに
EXUSTERのアームウォーマー
ERGONのグローブ
GIROのシューズは歩きやすさを優先して
MTBタイプのSPDが使えるRUMBLE VR
にしました。
雲早トンネルを抜けてすぐの左側がスーパー林道の入り口で、
方向的にはスーパー林道の本来起点になる、上勝町の方へ向かうルートです。
今回は知ったのはこのルートです。
ココから少し降りたところに、西に向かってキツイ登りが続く、終点に向かう順路的な入口があります、林道に慣れた人はそちらへ行く人が多いようです。
現在、通行止め区間があり、終点まではいけないみたいですが、こちらのルートには
ファガスの森 高城という宿泊・食事ができる綺麗な施設(みんな鹿カレーが美味いと言う)や、徳島のへそ と言われる絶景ポイントがあるようで、いつかはいってみたいと思ってます。
えーと、多分大丈夫でしょう(笑)
ツキノワグマは剣山にはいるみたいです。
クマさんやイノシシ君は勘弁ですが、今回のライドの途中で
鹿とニホンカモシカには出くわしました。
徳島の山は深いですね、特にニホンカモシカは、昔本州のMTBダウンヒルコースではしょっちゅう見たんですが、四国の山で見たのは初めてでした。
こんな感じで緩い登りのグラベルロードが続いて行くかんじです。
平均するとこれ位のガレ具合でしょうか。
所々、写真映えするポイントがありそこで休憩しながら楽しめば、それ程キツイ運動ではありません。
今回のルートならグラベルライド初めての人でもそれなりの自転車を用意したら大丈夫です。
ここは、平均よりはややガレている所、
ガレているとはいえ、これ位なんで登りならスピードも遅いし特に問題はありません。
でも、もちろんパンクした時の準備は必須ですよ。
私程度の初心者が35Cタイヤ装備のアドベンチャーバイクで実際登った感じですが
時速8~10Km/hで絶えず視点を少し先、すぐ先と交互にフォーカスしながら
自分のラインを選びながら走る感じが、普通のアスファルトのサイクリングとは違って面白かったです。
MTBなら20年近くやってますが、基本ダウンヒル中心なのでこの感覚は新鮮なのです。
神山町と上勝町の境界
かなり登った地点に現れるフラットダート。
水溜りをよけながら、時々少し突っ切る感じで進みます。
未舗装路の終点近くにある絶景ポイント。
下には鮎食川沿いの神山町の街並みが見えます。
手前ではなくて2つ向こうにうっすら見えるのが阿讃山脈だと思います。
高松から100kmも離れてない場所なんですが、
ずいぶん遠くに来たように感じます。
いろんな林道と分岐してるんでしょうか?
林道全体が大きすぎて、全容は分かってません。
このT字路がグラベルロードの終点(本来の順路なら始点になる、上勝町のスーパー林道始点は普通に舗装路らしい)ようです。
私は右から来て、神山町へ向かう道側からこの写真を撮っています。
スーパー林道始点は反対の方向へ進んだ上勝側です。
このまま神山町への道を進むと神山町役場近くへ降りる事になりますので、
この石碑の場所で引き返す事にしました。
スタートからここまで約8Kmといった所でしょうか。
先ほどの絶景ポイントまで戻り、おやつタイム。
コレが楽しみでやってるわけです。
[教訓]
菓子パンは1個で充分、2個はけっこう腹にくる。
キタテハ蝶もとまり癒される気分でしたが、スズメバチのでかい羽音にビビってすぐにダウンヒルの準備になります。
ちなみに約8Kmのグラベルロードを一気にダウンヒルしたのですが来た道と同じ道なので写真はありませんし、動画もありません。
サスペンション無しの35Cタイヤ、ドロップハンドルのアドベンチャーバイクでは動画とる余裕はありませんでした。
実際に今回のライドでわかったのですが、登りではSILEXのようグラベルロードやアドベンチャーバイクでも十分楽しめますが。下りだとフロントサスペンション装備のクロスカントリー用や+規格タイヤもしくは29erのマウンテンバイクがいいかと思います。(そんなに高級なモデルは必要ありません)
全部ひっくるめて考えるとベストは登りに強いマウンテンバイクがベストと私は思いました。
車を停めた場所まで戻り、山中で食べるのはあきらめた具無しインスタント麺で
今回のライドを締めました。
(あきらかに食い過ぎ、消費カロリーをはるかに超えるカロリーを供給してると思います。)
香川の他の店はロードレーサーを売るのが中心みたいですが、誉自転車ではオフロードも走れるアドベンチャーバイクやマウンテンバイクも頑張っています。
実際にオフロードで自転車遊びをしてみたい方には、ある程度の情報提供や、場合によっては現地で一緒に乗のも出来ると思います。
興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。
おまけ
こちら神山町の Cafe Brompton Depo(カフェブロンプトンデポ
普通のカフェだけではなく、高級フォールディングバイクで有名な
ブロンプトンをレンタルサイクルしているみたいです。
帰りに寄り道する予定(まだ食う気だった)でしたが、残念ながら水曜日、木曜日は定休日
みたいです。
冒頭の方でかいた、サランラップでフレームバックがフレームに擦れるのを防ぐ方法ですが、悪くは無いが完璧では無いようです。上の写真のように、たった往復16キロのグラベルライドの振動で角はやぶれていました。ただスレ傷は付いていなかったので一定の効果は期待できます。取り外しにくくなってしまいますけどビニールテープなどでフレームの角に当たる部分は補強してもいいかもしれません。
(こういった自分で実際試してみることもショップとして大切だと思います。)
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