HPのトップページやFacebook、Instagram等ですでに報告していますが、
バックオーダーを掛けていたヨツバサイクルが全て入荷しています。
ご予約してくださっていたお客様には、もうすでに納車させて頂いていますので、
今ある在庫はすべてまだ誰の予約も入っていない物になります。
現在の在庫は、
20インチ
新色(キャプテンネイビー・クリームソーダ)含む全色1台ずつ
18インチ
キャプテンネイビー 1台(店頭展示中)
16インチ(補助輪付き)
クリームソーダ 1台(店頭展示中)
となっています。
私自身、自分が乗るわけでもないのに楽しみにしてた
新色キャプテンネイビーと、限定色クリームソーダどちらもいい色でした。
ネイビーは近くでよく見るとほんの少しだけラメっぽい感じに見える艶のある濃紺色。
クリームソーダは予想外、パールカラーのエメラルドグリーン。
新色も加わりますます人気が加速と行けばいいのですが、
今回入荷分で少し感じた事は、
組み付け精度が前回入荷時より
あきらかに悪いという事。
もしコレ、箱から出して適当にハンドル付けて、ブレーキワイヤー留めて、クランクにペダル付けて、お客様に「はい、どーぞ」で納車する店で買うと、とんでもない品質の物になるレベルでした。
でも、ウチで売るヨツバサイクルなら問題ありません。
あくまで悪いのは”組み付け”なので、もとよりバラして組み直す当店には関係無いからです。
組みつけが悪いときがあるのもヨツバサイクルに限った話ではなく、どこのブランドも同じだし、どこの国で生産されたものでもダメな時はあります。
そういった商品を100%にしてお客様に渡すためにプロショップがあるんだとおもっています。
今日は今回入荷の新車整備時に行った修正作業を少しだけ説明します。
今回入荷分で特に悪いと感じたのはホイール関係が主でした。
その精度が出ていないため、Vブレーキもまともな調整ができない原因になっていました。
カップ&コーンと言われる構造のハブのベアリングです。
グリスがしっかり入っているかの確認をします、その後ベアリングのフタになっている
部分を、”ハブ軸にガタが無く、かつハブの回転に支障が出ない適切な力”で締め直します。
玉押し調整と言われる作業です。
今回入荷のヨツバサイクルは、ほぼもれなくオーバートルクで締めすぎでした。
上の動画は、実際いま店内ある展示在庫のヨツバ16クリームソーダの
後輪ホイールです。箱から出してそのままだと、ベアリング玉押し調整が全くできて無いため
回転が非常に悪く、リムの縦横の触れもかなりあるのが分かってもらえるかと思います。
ちなみに前輪も似たような感じでした。
これらを全部修正整備したのが下の動画になります。
回す手の力加減をみても、最初の動画と変わらない程度の力で回しているのがわかると思います、でもこの差なんです。
縦横の触れもきれいにとれて、リムセンターとハブセンターもこの後揃っているのを確認しますので、本来ここまでしたホイールで、やっとVブレーキのまともな調整ができるんです。
こういった事をせずに納車された自転車の性能は・・・・
簡単に想像できますね。
これは何をしているかというと、新品のタイヤにあるゴムの髭みたいなやつのうち、
Vブレーキシューに当ってしまうのをカットしているとこです。
これをしないと、シューとリムの間にゴム髭が挟まりながら回転するので、
ブレーキを少し引きずっているような感じになってしまいます。
他の自転車ではあまりしない、ヨツバサイクルの新車整備時にする作業です。
もちろん新車整備はホイールだけではありません。
全体にわたって、大人のMTBと同じ、またはそれ以上の気持ちで整備しています。
だからウチで売るヨツバサイクルは「まともな子供用スポーツ自転車」なんです。
それと、今回予約されていたお客様のヨツバ18に
はじめて専用キックスタンドを取り付けさせて頂きました。
スタンドのシャフトにあいたネジ穴で全長を変えるのはいいですね。
イモネジで固定するタイプではズレてくる心配がありますけど、
これな大丈夫ですね。
かなり残念だったのはチェーンを出荷状態から1コマ詰めないと写真のように
チェーンテンショナーに干渉させないための加工が必要な事。
スタンド側加工無しでチェーン1コマ詰める場合も、単純にチェーン切ってまたつなぐだけでなく、チェーンテンショナーの曲げ角度を修正する必要があります。
正直、工賃を頂かないとやりたくない作業です。
ですので、ヨツバサイクル専用スタンドの取付を希望されるお客様には、
今後、工賃1000円をお願いするとおもいます。
(チェーンテンショナーなんか要らないという事でしたら工賃は必要ないですよ。)
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